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原点 ―― 命を守る現場との出会い

私は香川県坂出市で、銀行員の父と米穀店を営む母のもとに育ちました。
幼少期、重度の喘息を患い、半年に及ぶ入院生活を送った経験があります。その際、坂出市立病院で診てくださった砂川正彦先生との出会いが、私が医師を志す原点となりました。
「医療は、人の人生を支える力を持つ」
この実感が、私の進路を決定づけました。

医学部時代 ―― 社会の理不尽に目を向けて

岡山大学医学部在学中、私は医療だけでなく、社会に横たわる構造的な不正義にも関心を深めていきました。
弁護士の方々とともにハンセン病支援ボランティア「ゆいの会」に関わり、水俣病、原爆症、名古屋でのホームレス精神疾患調査にも参加しました。
また、中村哲医師や勝村久司氏を招いた講演会を主催し、海外医療現場を見て周り(ケニア・キベラスラム、タンザニア母子保健、アジア医学生会議AMSAメンバーとして香港、台湾、インドネシア、有志にてネパールボランティアツアー)や、国際NGO・AMDAのボランティア員として東日本大震災での医療支援にも携わりました。
この頃から私は、「医療だけでは救えない苦しみがある」ことを強く意識するようになりました。

精神科医を志した理由 ―― 家族として突きつけられた現実

私が精神科医の道を選んだ最大の理由は、躁うつ病で入退院を繰り返した兄の存在です。
あるとき主治医から、家族に対して
「地域の恥だ」「県外でなければ退院させない」
と告げられたことがありました。
当事者家族として、精神保健福祉の現場にある構造的な理不尽を、否応なく突きつけられた瞬間でした。
「制度は、誰のためにあるのか」
この問いが、私の人生を貫くテーマとなりました。

現場で見た社会保障の歪み

精神科医として働く中で、私はさらに大きな矛盾に直面します。
介護保険制度に比べ、児童の福祉や社会的養護はあまりにも脆弱であること。
高齢者が本人の意思を貫き難く時に過剰医療を受ける一方、現役世代や子育て世代が負担の重さから治療や支援を断念してしまう現実。
同時に、高齢者の方々も決して豊かな生活を送っているわけではなく、日本の社会保障制度全体が、高額な負担に見合う「幸福」や「持続性」を生み出せていないことを痛感しております。

国民民主党との出会い ―― 所得制限への疑問

私が国民民主党に強い関心を持つきっかけは、子育て支援における所得制限の問題でした。
末冨芳氏の著書『子育て罰』を読んでいた折、「障害のある子どもにも所得制限がある」という声を目にし、大きな衝撃を受けました。同時に、医療・福祉・税制・手当といった児童分野の制度が、なお子どもに冷たいままである限り、少子化の流れは止められないという危機感も強くしています。

4人の子を育てる父であり、精神科医として困難を抱える人々と向き合う者として、私は「声を上げる側に立つ責任」を感じました。
少子化は、もはや抽象的な将来不安ではありません。
合計特殊出生率は過去最低水準に落ち込み、出生数は半減しました。これは国家の存続に直結する危機です。
この構造的課題に対し、私は「手取りを増やす」という国民民主党の政策こそが、現実に向き合った実効性ある答えだと確信しています。

行動 ―― 現場の声を政策へ

その後、「子育て支援拡充を目指す会」とともに、
・児童手当の所得制限撤廃
・年少扶養控除の復活
を求める活動に加わりました。
あわせて障がい児福祉の所得制限に関する調査を実施し、日本精神神経学会で発表しました。
2023年には、その成果を玉木雄一郎代表、矢田稚子議員、当時のこども政策担当大臣に直接届ける機会も得ました。
2025年には、国際知的・発達障害学会(IASSIDD)にて訴え、発表は優秀賞を受賞しました。
国民民主党が国会でこの問題を取り上げ、補装具費の所得制限撤廃が実現したことに、心から感謝しています。
全ての障がい児福祉の所得制限の撤廃を国民民主党の一員として、最優先課題としてやり遂げます。

子どもの心の危機 ―― 家族任せにしない政治へ

精神科医として私は、「生まれてきてよかった」と思えずに苦しむ子どもたちと日々向き合っています。
児童の自殺数は過去最多となり、日本の子どもの精神的幸福度は先進国の中でも最低水準です。
虐待、貧困、親の精神疾患、家庭崩壊...多くの逆境を抱えた子どもたちが、孤立の果てに医療の現場へたどり着いています。
私は確信しています。
子どもの幸福は、家庭だけに押し付けて守れるものではありません。
育児やケアを社会全体で支え合う仕組みが不可欠です。
家族にすべてを背負わせる政治には、すでに限界があります。
子どもや若者が減れば、いずれ高齢者福祉も立ち行かなくなります。

めざす社会 ―― 生きていてよかったと思える国へ

子どもの精神的幸福度を高め、少子化に本気で向き合うことこそ、この国の最重要課題です。
私は、現場で培ってきた医療・福祉の経験を土台に、国民民主党の理念とともに、
「生きていてよかったと思える社会」の実現に全力で取り組んでまいります。
どうか、皆さまのお力をお貸しください。

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